悪性リンパ腫とわかるまで そして治療へ

顎下腺のできものに気づいてからの経過、治療について

頸部リンパ節生検

7月7日

いよいよ、手術の日。検査といえども、皮膚を切って組織をとる。

昨日の21時から食事禁止、今朝の10時からは水分も禁止。

予定は14時30分頃。

午前中シャワーを使わせてもらい、その後着替えと点滴開始。

 

夫と次男が病棟から見下ろせる公園まで遊びに来てくれて、手を振る。

可愛くて早く帰りたくなった。

 

予定より早く13時30分頃呼ばれる。

 

名前の確認やら同意書の確認、アレルギーなどの再確認、そして手術室へ。

 

手術台に横になり、心電図や血圧計やパルスオキシメーター装着される。

足もゆるく固定。

頭の位置や首の位置をセットし、顔の上にカバーをかけられてテープで固定。

閉所恐怖症の私には、ちと怖かったけど真っ暗ではなかったので目をつぶって我慢。

 

いよいよ手術。

主治医の先生の

「〇〇さんの頸部リンパ節生検を行います」

から始まった。

先生達も次々と自分の名前を名乗り合い確認。

 

局所麻酔を何箇所かに刺して、痛みを感じるか確認。

結構痛いことしてるんだけど?って聞かれたからチクっとした感じはしたものの、ほぼ痛くない。

 

静脈麻酔で鎮静させてもらうのだが、薄めにかけてくれているようで、ほぼ意識ある。

ジューって焼ける音や引っ張られてる感覚があり、時々痛い時があったので麻酔を追加したりしながら進めてくれた。

 

小さくなったリンパ節を探しているのか、これかな?などと聞こえる。

 

時折眠ってしまっていることもあり、全部は覚えていない。

終わりの方は、寝ぼけながら、終わりですか?とか縫ってあるんですか?とか聞いたような。

 

終わったときもボーっとしていていつ終わったのかわからなかった。

 

顔面神経に気をつけておこなってくれており、終わってからも何度も「あー、いー、うー」の顔して動くか確認。

顔面神経に傷ついてる様子はない。

 

聞いたところによるとリンパ節の一部を切り取ったのではなく丸々取ったとのこと。

それを検査に出すそう。

見た目にはヤバいものかはわからないそう。

 

予定では1時間程だったが、病室に戻ったのは2時間後だった。

 

病室に戻り、しばらくするとツバを飲み込む時に痛みがあるので、痛み止めを点滴からいれてもらうことに。

あまり効いてないのか、やらないよりはましだが、風邪をひいてツバを飲み込んだ時に扁桃腺が痛いのに似ている。それプラス腫れて飲み込みづらい感じ。

微熱(37℃台)が続く。

 

水分やご飯は食べていいそうで、夕飯は常食だったが、ご飯だけはおかゆに変えてもらった。

パサパサの魚は食べられなかった。

 

こうして無事になんとか手術は終えることができたが、あとは結果がどんな結果になるのかとてもこわい。

細胞診で真っ黒ならきっと生検でも結果としては同じなのだろう。

でも生検したことで、悪性リンパ腫の種類はたくさんあるようなので、私のモノの性質を知り、戦う準備をしていかなければと思う。

 

昨日は生検をするか悩んだけど、ひとつスッキリ、してよかったと思う。

明日退院できるといいな。

 

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入院日

7月6日

 

6月29日に悪性リンパ腫疑いと言われ、明日の生検のために今日から入院。

 

午後エコーをして場所を確認。

すると、6月29日には3センチ弱だったものが、1.5センチほどにまで小さくなってる。

場所も以前よりも顎の骨の方に近づき、あった場所とは違っているので先生もなかなかみつけられなかった。耳鼻科の他の先生も一緒にエコーの確認をしてくださった。

 

悪いものでここまで小さくなることはあまり例がないとのこと。

ただ、細胞診で真っ黒(クラスⅤ)という診断なので我々としては生検をして白黒ハッキリとさせるのが義務だと思っていると話をしてくれた。

大きいほうが取りやすい、小さいと見失う可能性や顔面神経を傷つけてしまう可能性もあるというリスクが大きくなる。

 

今は耳鼻科の先生がみてくれているけど、その時に応じて血液内科の先生にも話を聞いてくださる。

今回の小さくなっている件についても聞いてくださっているようで、血液内科の先生もあまり例がないとのこと。

 

今回生検をするかどうか、リスクと白黒ハッキリさせることとどちらを選択するのかは、ご本人ご家族にお任せします、と言われてしまった。

 

夫は小さくなっていることやリスクを考えたらやりたくないと思ってくれていた。

 

今回の病気のことを相談にのってくれている人にも相談。

小さくなっていたしても、細胞診ででているからには性質が変わってるわけじゃないこと、生検はそのガンがどんな性質で増殖のスピードはどれくらいで、どんな治療法があてはまるのかを知るためにはとても大事な検査なのだと。

今回やめて、また大きくなったときに検査をした時には他のところに転移していて取り返しがつかないこともある。この小さいときに見つけられたのはラッキーかもしれない。

もし自分の家族がそのような状況にあったら私ならこれから先元気に生きてもらえるように、検査を受けさせると。

 

私は正直この状態ならリスクを考えたときにはやりたくない。

でも、そのまま経過観察していって次に大きくなったときには手遅れの可能性があるのだとしたら、今回生検を受けて白黒ハッキリさせたいと思ったし、白ならバンザイだけど、黒なら黒で敵を知り、消滅させる武器を持って戦わなくてはいけないと思ったので、検査を受けることにした。

 

先生はとても優しいので、心配はありますか?と尋ねてくださったので、リスクが心配だと話をしたら手順の説明をしてくれたので、安心まではいかないけれど、先生を信じて委ねるしかないと思えた。

 

まずは検査。

不安定

1人になるとまだ悪性リンパ腫だと確定していないはずなのに、涙があふれてしまう。

 

何に対しての涙なのだろう?

 

病気に対する不安

死に対して

生検への不安

顔面神経に麻痺が残るかもって言われたから

長男に心配かけたくないから

次男の面倒は誰がみる?

みんなに迷惑かけてしまっている

治療に対する不安

髪がなくなっちゃうかもしれないから

副作用への不安

治らないかもしれないから

お金もかかる

今まで通りの生活ができなくなってしまうかもしれないから

 

きっとまだまだ思いもよらない何かがあるかもしれない

 

そんな不安な気持ちが時々やってきては、自然に涙があふれる。

気が済むとふぅーっと大きく息を吐いて日常に戻る。

 

今はなるべく1人になりたくない

子どもの前では泣きたくない

 

親の前でも泣きたくない

話はしたけど淡々と、必要最低限だけ

感情出したら泣いてしまうから

 

夫は、全ての病院に付き添ってくれている。

悪性リンパ腫疑いと聞いた帰りの車で泣いてくれた、私よりも先に。

 

私は泣いちゃいけないと思っていたから、なるべく涙はみせないように気を張って気丈なふりをしていた。

 

でも先に泣かれちゃったら、こっちも泣いてしまうよ。

 

夫の前では泣いてもいいのかな。

最悪の結果

6月29日

細胞診の結果を聞きに行く日。

結果は

 

悪性リンパ腫の疑い(クラスⅤ)

 

全く理解できなかった。

今は腫れてないし。

書かれている内容見てもさっぱり。

しかも、今まで顎下腺が腫れているものだとしていたものが、実は顎下リンパ節だった。

 

腫れのないことを先生に言うと、え?っとびっくりしていた。

 

もう一度エコー検査。

 

多少小さくなっていたものの、エコーではリンパ節の腫れが存在していた。

 

そのまわりにあった膨れて見た目にわかるようになっていたものはなんだったのか?

 

ここにあるよっていうお知らせだったのかな…

 

先生もなぜポコっとしたものがなくなっているのかはわからないそう。

 

ただ、エコーでは右にはない左側のリンパ節の腫脹はみられる。

 

悪性リンパ腫疑いとのことだが、それを調べるためには今度はその部分を切って組織をとって検査するとのこと。

切るからには入院なのだと。

局所麻酔で行う。

検査とはいえ、顎下部に走る顔面神経へのリスクなども説明される。

 

またまた検査。

今までよりも、もっともっとどんよりとした不安におそわれたまま、7月7日の検査日まで待ちそこからさらに2週間、結果を待つなんて。

 

押しつぶされてしまいそう。

 

でも、子どもたちがいてくれるからちょっとの間でも病気のことは忘れて笑顔になれる。

子どもたちの前で病気のことでは泣かない

強い母でありたい

なくなりつつある

6月28日

日に日に小さくなるできもの、前回の投稿時よりさらに小さくなり、見た目にはわからない。

 

触ると右に比べるとややあるのがわかるかなぁくらいで、言われずに触ったらわからないのではないかと思うくらい。

歯を食いしばるような動作をすると少し顎下腺が触れる程度に現れる。

 

一体なんなんだろう。

明日は病院受診の日。細胞診はどんな結果がでてるのだろうか。

 

本日の画像載せてます↓↓↓↓↓

 

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わからないくらいになってるよなぁ。

自分でも画像に丸を書くのにどこだ?と探すレベル。

 

このままなくなってくれればよいのだけど、なんで腫れたのか?その原因は知りたい。

小さくなってる?

6月21日

MRI検査と細胞診の検査をしてから約1週間、顎下腺のできものが気になりながら過ごす毎日。

 

この1週間、できものが気づいた当初より小さくなってるような?

気のせい?

細胞診でわずかながらも吸い取られたから?

そんな大量に吸い取ったわけでもないしそんなことあるのかなぁ…

 

なんて思いながら毎日気にして鏡とお友達になってましたが

 

ん〜、日に日に小さくなってる。

それとも内側に引っ込んでしまったのか?

 

触った感じも、ポコっとしたものはあるものの、初めて気づいた時に感じた張りというか存在感みたいなものがない。

MRI検査の時は最近大きくなって目立ってきて嫌だなぁと思っていたのに、今はあまり目立たない。

 

こちらは発見当初5月19日の写真。明らかにボコっと腫れているのがわかる

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こちらは6月20日の写真。検査の跡で青あざになっているのだけど、ボコっとしたものが小さめに見える。

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腫瘍なら小さくなるはずもなく、嚢胞も自然に小さくなるなんてことがあるのだろうか?

検査でわずかながらも吸引されたことで一時的に小さくなっているのだろうか?

 

「顎下腺 粘液嚢胞」で検索すると、ガマ腫というキーワードにあたることが多い。

もしかしてガマ腫なんだろうか?

 

ガマ腫は正常に唾液が流れ出ないために、唾液が溜まり腫れるのだそう。口の底の部分が腫れる舌下型が多いけれど、顎の下が腫れる顎下型というのもあるとのこと。

 

腫瘍でないとするとこちらの方が可能性としてはあるのではないかと思えてくる。

 

このまま自然に小さくなるなんてことはなく、また腫れてくるのか?

 

検査の結果はあと1週間後、まだまだ悶々とした日々は続く。

ハッキリしない診断

6月15日

造影MRI検査を受けたお話は前回しましたが、その結果。

もう、多形腺腫だと思い込んでいたので、今日も「MRIの結果やはり多形腺腫ですね、手術をやりましょう」と言われるのを覚悟していたのですが……

 

「多形腺腫ではない可能性が。多形腺腫ならMRIにうつる画像はもう少し白くハッキリするのだけど」と。

細胞診の検査をさせてほしいとのことで、午後また検査に。

 

午後

超音波をあてながら、腫瘤に直接針を刺して細胞を採取する検査をしてきました。

超音波をあてていた担当医の先生がもう1人の採取する先生の方へ画面を向けたので、私も超音波を見ながら針を刺される様子をガン見。

おおっ!針、登場!

刺されるときにちょっとチクっとして、シュポシュポ吸い取られる時に違和感がある程度で、気分が悪くなることもなく。

2箇所から採取。

結果は2週間後。

 

針を刺して採った箇所の画像載せてます。↓↓

 

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検査の後、午前中に受けたMRI検査を放射線の先生が見たレポートもできていたので聞いてみた。

すると、粘液性っぽい嚢胞の可能性との記載が。

 

ん?ん?

多形腺腫はどこへ?

そしてこの正体は一体何?

 

先生もハッキリしない診断にお困りの様子。なので細胞診の結果を待ってほしいとのこと。

また2週間、悶々とした日々を過ごすことに………